よくあるご質問

お墓に彫る、文字や図柄に決まりはありますか?

宗教や墓地・霊園によって定められている場合があります。
お墓に彫る文字や図柄は、宗教や墓地・霊園によって定められている場合があります。住職や霊園の管理者、親族などに確認してみましょう。
さて、お墓の正面に彫刻される文字といえば、「○○家之墓」などが一般的です。
本来、墓石の正面には、仏塔として本尊を祀るための経典を刻みます。浄土真宗や浄土宗、天台宗は「南無阿弥陀佛」、日蓮宗は「南無妙法蓮華経」です。もしも仏塔の正面に「○○家之墓」と入れたい場合には、一番上に梵字や円相などを刻むか、納骨棺に写経を納めるという方法があります。

「墓相」があると聞きましたが、どんなものですか?

墓相とは、家相と同様、お墓の向き・形・材質などにより、そのお墓の吉凶やお墓を持っている家族の運勢を見るものです。 しかし、墓相には、これといった根拠もなく、因果関係も明らかにされていません。 その意味では、気にする必要はありません。 通常の占いと同様、内容が食い違っていたり、時には逆の説があったりするものです。 むしろ、それに左右されて、より高く買わされたりしないように注意したいものです。

仏教の宗派によって、お墓も違ってくるところがありますか?

宗派によって、お墓の形などでの違いは、あまりありません。 あえてあげれば、神道の場合、墓石の頭部を四面錐体型にし、焼香はしないので香台がないことくらいでしょうか。 五輪塔や宝塔の形のお墓も、宗派を問いません。 五輪塔は、それを建てることにより、故人を極楽浄土に成仏させてくれるという思想を表したものです。 浄土真宗では、五輪塔は用いませんが、これは明治になってからのことのようです。

しかしながら、墓石に刻む文字(墓碑銘)は、宗派によって違いがあります。 天台宗や真言宗などは、墓石の上の方に、梵字(サンスクリット語)で阿弥陀如来を表す「キリーク」か、密教の大日如来を表す「ア」の一文字を入れることが多いようです。

浄土宗のお墓には、天台宗で触れたで阿弥陀如来を表す「キリーク」の文字を入れたり、また、戒名(法名)や「○○家の墓」など以外に、 「南無阿弥陀仏」「倶会一処」(くえいっしょ=往生して浄土の人々と浄土で会うこと)を刻字したりします。

浄土真宗のお墓の特徴は、浄土宗とほぼ共通と言えますが、習慣としては、お墓に限らず他の宗派と多くの違いがあります。ざっと次のようなものです。

1.お墓参りのときに卒塔婆供養をしない
2.戒名がない
3.仏壇に位牌をおかず法名軸をかける
4.水子地蔵を建てない
5.梵字を使わない
6.供養や○回忌という言い方はしない(法要・○回会と言う)

臨済宗・曹洞宗などの禅宗は、墓石の上部に「円相」という丸い円を入れます。 これは、「完全な悟りの境地」を表したもので、悟りを開いた人、つまり仏になる(成仏する)ことを意味しています。

日蓮宗のお墓の特徴は、宝塔や五輪塔ですが、必ずしもそればかりとは限らず、社会的地位の高い人に好まれたようです。 五輪塔に「妙法蓮華経」の五文字を入れた墓もよくあります。

夫の実家の墓には入りたくないのですが、どうすればいいでしょうか?

法律的には、何ら問題ありませんので、次の5つ選択肢のなかから選べばいいかと思います。

1.お墓をつくらない(散骨するなど)
2.合祀墓(他人と入る共同のお墓)に入る
3.自分だけの墓をつくる
4.夫婦だけの墓をつくる
5.自分の実家の墓に入る

一番手軽でありがちなのが、5の自分の実家の墓に入るというものでしょう。 ただし、この場合、そのお墓の継承者の承諾が必要です。いずれの方法にせよ、家族や親戚の理解なくしてはトラブルのもとですので、事前に十分よく話あっておくことが重要です。

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